2008年3月13日、ベルギーの金融大手、フォルティスが、傘下ファンド管理会社を中国最大手の保険会社、中国平安保険（集団）股〓（にんべんに分）有限公司に譲渡する見通しが明らかになった。現在商談中だとされる。12日付香港・経済通がベルギー紙のLa libre Belgiqueを引用して伝えた。

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譲渡対象となるのは、フォルティス傘下でファンド管理を手がけるフォルティス・インベストメンツ社の株式。同社を手放すことによって、フォルティスは償還能力が20億ユーロ上昇するとみられる。

フォルティスは05年から傘下ファンド管理部門の提携先を模索していたとされ、一時はメリルリンチ証券との提携もうわさされていた。

フォルティス・インベストメンツによると、同社の07年末現在の管理資産は約1330億ユーロ。インドネシア、中国、トルコなどに支店を展開しており、従業員数は1108人。

平安保険は07年11月、18．1億ユーロでフォルティスの株式4．18％を取得しており、今回の譲渡が成立すれば、一層の関係強化につながるとみられる。

フォルティスは同件について、コメントを避けた。（翻訳・編集/KS）