中国初!廃棄物処理をオンラインで監視―北京市

Record China    2008年3月12日(水) 15時21分

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11日、北京市政管理委員会が開いた記者会見席上で、北京市内の廃棄物処理場をオンラインで管理するシステムが稼動を開始したと発表された。五輪に備え、大気汚染状況を厳しく観測する構えだ。写真は市内のごみ埋立処理場(資料写真)。

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2008年3月11日、北京の廃棄物処理施設でオンライン管理システムが導入され、運用が開始された。ゴミ収集所や堆肥場、埋め立て処理場、糞尿処理施設など8つの施設が24時間管理されることとなり、排気や廃水、大気状況について北京五輪期間中は毎日報告されることとなった。中国新聞社が伝えた。

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北京市政管理委員会の陳玲(チェン・リン)副主任は11日の記者会見席上で、「廃棄物処理場オンライン管理システムは北京市が全国に先立って導入したシステムで、排出される有害物質をいかなる天候の時でも管理・観測できる。これにより、排気物処理施設周辺の環境維持に貢献できる」と語った。

オンラインシステムは現場で大気のサンプリングを行うポイントとコントロールポイントとそれをまとめるコントロールセンターから成る。コントロールセンターは市内諸部門に情報を伝達する。陳副主任によると、一定程度の汚染が計測されると、警報が発せられ、データを上部機関に伝達するという。

現在、北京市内には36の廃棄物処理施設があるが、オンラインシステムが導入されたのは8つの処理施設。いずれも北京市内の中心的な廃棄物処理施設だ。

北京五輪が近づくにつれ、廃棄物処理場の状況が1か月に1度から、週に1度、最終的には毎日報告されることになる。このシステムが環境汚染を食い止めることができるよう期待される。(翻訳・編集/小坂)

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