ノーベル賞受賞の中国系研究者ら2人、外国籍放棄し中国科学院へ―中国メディア

Record China    2017年2月22日(水) 7時30分

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21日、米国在住でノーベル物理学賞を受賞した楊振寧(ヤン・ジェンニン氏)、世界的に著名な計算機科学者の姚期智(アンドリュー・チーチー・ヤオ)氏がこのほど、外国籍を放棄し、中国科学院教授に正式に就任したことが分かった。写真は楊氏(左)と姚氏。

2017年2月21日、央視新聞によると、米国在住でノーベル物理学賞を受賞した楊振寧(ヤン・ジェンニン氏)、世界的に著名な計算機科学者の姚期智(アンドリュー・チーチー・ヤオ)氏がこのほど、外国籍を放棄し、中国科学院教授に正式に就任したことが分かった。

楊氏は1957年、「素粒子物理学における重要な発見に導いた、いわゆるパリティについての洞察的な研究」でノーベル物理学賞を受賞。中華系としては初めてのノーベル賞受賞者となった。このほかゲージ理論におけるヤン=ミルズ理論、可解模型のヤン=バクスター方程式などの業績が知られている。

姚氏は00年、計算機科学の最高峰とされるチューリング賞を「計算複雑性理論に基づく擬似乱数、暗号理論、通信複雑性などの計算理論への基本的貢献」が評価されて受賞した。

中国科学院に外国籍を放棄して研究者が入るのは初めて。楊氏は数学物理学部、姚氏は情報技術科学部に所属している。同院の所属人数は754人。うち外国籍者は78人。(翻訳・編集/大宮)

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