「両会」開幕式に欠席の旧リーダー、「重病説」に拍車―中国

Record China    2008年3月8日(土) 11時32分

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6日、今年の「両会」(全国人民代表大会と政治協商会議)開幕式に、江沢民元国家主席と李鵬元首相が共に欠席し、「重病説」に拍車がかかっている。旧リーダーの欠席は、「正常な退職制度」が機能し始めたという証しなのか?

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2008年3月6日、今年の「両会」(全国人民代表大会と政治協商会議)開幕式に、江沢民元国家主席と李鵬元首相がともに欠席し、「重病説」に拍車がかかっている。「両会」開幕式といえば、新旧リーダーが顔を揃え、自らの「健在ぶり」をアピールする大事な場。香港のフリーペーパー「都市日報(メトロ)」では今年の現象を、「新しい時代の共産党で、“正常な退職制度”が機能している証」と評価している。

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「両会」の開幕式に出席しないということはこれまで、政治生命の終わりと見られていた。そのため今までの旧リーダーたちは、たとえ重病だろうと何がなんでも出席し、権力の保持に努めてきたのである。ところがそれは共産党の古い体質、即ち「老人政治」の象徴であり、退職制度が全く機能していないという表れでもあった。

ところが今年は「江李」両氏だけでなく、全ての退職リーダーがこぞって欠席するという前代未聞の事態が起きた。これは一体何を意味するのか?全員が欠席することで「江李」両氏と足並みを揃え、両氏の「重病説」を払拭しようとしたのか?最も考えられるのは、共産党に正常な退職制度が機能し始めたということ。「老人政治」に別れを告げ、開かれた共産党への第一歩を踏み出したのではないか、と注目されている。(翻訳・編集/NN)

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