中国の第4世代原子炉、独自の「中枢神経」を搭載=日米仏に続く技術確立―中国メディア

人民網日本語版    2017年2月18日(土) 16時20分

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中国広核集団が発表した情報によると、傘下企業の北京広利核系統工程有限公司が供給を担当する、華能山東石島湾原発高温ガス冷却炉モデルプロジェクト原発用分散制御システムが14日、無事出荷・交付された。資料写真。

中国広核集団が発表した情報によると、傘下企業の北京広利核系統工程有限公司が供給を担当する、華能山東石島湾原発高温ガス冷却炉モデルプロジェクト原発用分散制御システム(略称DCS)が14日、無事出荷・交付された。中国が独自に開発したDCSが第4世代実用化モデル原子炉に初めて応用されたこととなり、重要なモデル意義を持つ。

北京広利核系統工程有限公司と清華大学は2014年12月に業務提携し、前者が開発したDCS「和睦系統」に基づき、石島湾原発高温ガス冷却炉モデルプロジェクトDCSの実寸サイズの試作機を開発した。同社は昨年3月にこの試作機を踏まえた上で、実際に供給する設備の設計・生産・取付を完了した。さらに同年12月には全設備のFAT(工場受入試験)を終えている。同プロジェクトは現在、計画通りに推進されており、設備の取付と調整の段階に入っている。

「和睦系統」は中国が独自に開発したDCSで、中国は米国、フランス、日本に続き同技術を確立した4番目の国になった。情報によると、同プロジェクトの他にも、「和睦系統」は「華竜1号」モデル原発防城港3・4号機、田湾原発5・6号機などの100万kW級新型原子炉8基への応用が決まっている。(提供/人民網日本語版・編集YF)

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