米海軍空母、中国人工島12カイリ内航行も=中国警告「挑発やめよ」

Record China    2017年2月16日(木) 11時10分

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15日、米国の空母打撃群が南シナ海の中国の人工島の12カイリ内を航行する可能性があることを受け、中国外交部の耿爽報道官は「米国は中国の主権と安全に挑戦するいかなる行為も取るべきではない」と警告した。写真は中国が実効支配している西沙諸島の永興島。永興島

2017年2月15日、米国の原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群が南シナ海の中国の人工島の12カイリ(約22キロ)内を航行する可能性があることを受け、中国外交部の耿爽(グン・シュアン)報道官は定例記者会見で、「米国は中国の主権と安全に挑戦するいかなる行為も取るべきではない」と警告した。米ボイス・オブ・アメリカの中国語ニュースサイトが伝えた。

米海軍専門誌ネイビー・タイムズは12日、米国防総省関係者の話として、カール・ビンソン空母打撃群がすでに西太平洋に入り、南シナ海に向けて航行していると伝えた。米海軍の計画には、中国が領有権を主張するスプラトリー(南沙)諸島やパラセル(西沙)諸島で建設した人工島の12カイリ内を航行することが含まれている。

耿報道官は、「いかなる国も航行・飛行の自由の名目で中国の主権と安全を侵害すべきでない」と反発。その上で、「南シナ海情勢は現在、積極的な方向へ発展している。われわれは、域外国が、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の努力を尊重し、現在のこうした情勢をともに守り、揺るぎのないものとすることを望んでいる。同時に、米国に対しては、中国の主権と安全に挑戦するいかなる行為も取らず、南シナ海の平和と安定を守る地域の国々の努力を尊重するよう促す」と述べた。(翻訳・編集/柳川)

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