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4日、中国で結核による死亡者が毎年13万人に達し、結核患者数に関して中国は世界第2位の大国になったことが分かった。写真は世界結核デーに行われた無料検査。
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2008年3月4日、中国新聞社の報道によると、中国で結核による死亡者が毎年13万人に達し、結核患者数に関して中国は世界第2位の大国になったという。
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「中国は世界でも結核による負の利益が大きな国のひとつとなった」
3月24日に迫った「世界結核デー」を控え、国家衛生部は昨日、同データを発表すると同時にこのように述べた。現在、中国国内の結核患者は450万例で、そのうち伝染性の強い結核患者は150万例。治療を必要とする活動性結核患者は毎年新たに145例発生しており、また、結核患者の80%は農村部に集中し、青年・中年層が75%を占めているという。
この結果から、今年の世界結核デーに向けた衛生部の取り組みに相当に力が入っている。世界結核デーは、結核抑制への協力を世界に呼び掛けるためにWTO が制定。中国では今年、“結核をコントロールしよう。責任はみんなにある”をテーマに、結核防止の宣伝と健康維持教育活動を展開していく。
衛生部は各地に対して、健康促進実施計画に結核防止知識の宣伝・普及を内容とする重要項目を盛り込むよう要求し、一般大衆の結核に関する知識の普及率向上に尽力。また、学生や出稼ぎ農民、サラリーマンなど結核患者を含むコミュニティに呼び掛け、進んで結核予防組織で無料検査と治療を受けるよう指導していくという。
このほか、中国疾病予防コントロールセンターでは2005年より現代結核コントロール政策を実施してきた。北京市や上海市、湖北省、広東省など22の省区市で全面的な結核コントロールを展開しており、結核の撲滅を目指している。(翻訳・編集/汪葉月)
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