Record China 2008年3月9日(日) 15時32分
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3月1日、愛人を作って飛び出して行ったものの、不慮の事故で寝た切りになった夫と再び暮らし出し、献身的に介護する女性が中国メディアで取り上げられ、「無償の愛のストーリー」と話題に。
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2008年3月1日、愛人を作って飛び出して行ったものの、不慮の事故で寝た切りになった夫と再び暮らし出し、献身的に介護する女性が中国メディアで取り上げられ、「無償の愛のストーリー」と話題になっている。
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紹介されたのは夫、張運頭(ジャン・ユントウ)さんと妻、肖転運(シャオ・ジュアンユン)さんの数奇な運命。
肖さんは25歳の時、家族の勧めもあり、瓦職人の張さんとなかば無理やり結婚させられた。しかし、粗暴なところもある張さんに愛情は湧かず、翌年息子が生まれても夫婦の気持ちは冷え切ったままだった。
長男が10歳になり、双子の妹が誕生した頃、夫の張さんは突如、離婚を申し出た。外に愛人をつくったのだ。子供たちは父母のもとに別々に引き取られ、一家は離散。今から17年前のことだ。
しかし、張さんは愛人と生活しながらも、金に困ると時折肖さんのもとを訪れた。肖も強くは拒まず、2人は別れと復縁を繰り返しながら、月日が流れていった。そして3年前、運命が急転する。張さんは勤務先の建築現場で不慮の事故に遭い、一命はとりとめたものの、半身不随で寝た切りの身体に。愛人は失踪し、肖さんはやむなく元夫を引き取った。
行く末に絶望して何度も自殺を図ろうとする元夫を献身的に支える元妻。口を開けば罵り言葉ばかりの張さんの態度にも次第に変化が現れ、感謝の言葉を口にするようになった。「わたしたちは一生の伴侶」、元夫の言葉に肖さんは苦労が報われたと思った。
夫の手術費用を捻出しようと借金に奔走する肖さん。長女は大学への進学を諦めた。家族は小さな銭湯を経営してわずかな売り上げをこつこつと貯め、手術費をまかなうことができた。現在も二度目の手術をするために、皆で力を合わせて働いている。生後2か月の孫を抱いた張さんは「もう一度チャンスが与えられるなら、妻や子供、孫をもっともっと大切にしたい」と家族愛の大切さをかみしめているという。(翻訳・編集/愛玉)
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