米議員4人、中国企業による地下鉄プロジェクトの安全リスク指摘―米紙

Record China    2019年1月22日(火) 8時40分

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20日、米華字メディア多維新聞は、ワシントンの地下鉄会社が中国企業から購入した車両について、米国会議員4人が安全性に懸念を示す書簡を会社に送ったとする、米紙の報道を伝えた。写真は米国。

2019年1月20日、米華字メディア多維新聞は、ワシントンの地下鉄会社が中国企業から購入した車両について、米国会議員4人が安全性に懸念を示す書簡を同社に送ったとする米紙ワシントン・ポストの報道を紹介した。

ワシントン・ポストの19日付の記事によると、先日米国の上院議員4人がワシントン地下鉄会社に対し書簡を送付。その中で具体的に中国の名こそ挙げてはいないものの「購入した地下鉄車両に存在しうる安全上の問題に関心を持っている」とし、中国企業との契約を結ぶ前に米国防総省などの関連当局の認可を得る必要があるとの主旨だったという。

同記事は、ワシントン地下鉄による車両購入プロジェクトは中国中車と関係があり、同社が製造する車両が地下鉄を利用する米政府関係者の監視に用いられる可能性があるとの見方が出ていることを紹介している。

議員らの書簡に対してワシントン地下鉄のジャック・エバンスチェアマンは「もし米政府がもっと高額な車両の購入を望むのであれば、相応の補助をすべきだ。米政府から運営費用をもらっていないので、これらの議員に催促してもらいたい」とコメントしたという。

中国中車は昨年、ボストン地下鉄の車両テストを完了し、今後フィラデルフィアやロサンゼルス向けに地下鉄車両を製造する予定であることが伝えられている。アナリストによれば、ローカライズされた製造・研究開発基地を持っていること、車両価格が低廉であることが米国市場における大きなメリットになっているという。(翻訳・編集/川尻

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