平均気温零下4.3℃、22年来の最も寒い冬!でも温暖化傾向は変わらず―中国

Record China    2008年3月4日(火) 19時11分

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3月3日の報道によると、今年の冬の平均気温は零下4.3℃で、22年来最も寒い冬だったことがわかった。ただし、年間を通して見れば、温暖化に歯止めがかかったとまではいえないという。写真は2月下旬の昆明市。

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2008年3月3日、新華網が中国気象局の発表として伝えたところによると、今年の冬の平均気温は零下4.3℃で、例年に比べ0.2℃低く、1986年〜87年の冬と並ぶ観測史上最も寒い冬だったことがわかった。

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今冬は全国的に低温傾向で、東北地方北部、チベット高原を除いては例年並かあるいは例年以下だった。ただし、同局の矯梅燕(ジャオ・メイイエン)予測災害予防課長は「冬の平均気温はここ22年間で最低だが、温暖化の傾向が変わったわけではない」としている。同課長によると、1950〜80年代にかけて冬の気温は低くなる傾向にあったが、それ以降は暖冬傾向が続いた。「年間を通して見ればやはり気温は高く、温暖化は続いている。その中で今年の冬は最低値を記録しただけで、年間を通して気温が低かった1950〜80年代の寒い冬とは意味合いが違う」と分析している。

また、今冬の降水量については、全体では例年とほぼ同じ。地域別では、西北地方が多く、東北地方、華北地方、チベット中西部、新疆ウイグル自治区北部、海南島などで少なかったという。(翻訳・編集/小坂)

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