日本の作家が初めて南京大虐殺をテーマに書いた小説、中国で出版―中国メディア

配信日時:2018年7月27日(金) 20時20分
日本の作家が初めて南京大虐殺をテーマに書いた小説、中国で出版
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27日、環球網は南京大虐殺をテーマにした小説「時間」が中国で出版されると伝えた。写真は南京大虐殺記念館。
2018年7月27日、環球網は南京大虐殺をテーマにした小説「時間」が中国で出版されると伝えた。

記事は、「日本の作家で、芥川賞を受賞した堀田善衛氏が1954年末に完成させた『時間』は、日本そして海外の作家による初の南京大虐殺をテーマとした長編小説だ。これは、南京大虐殺を経験した陳英諦の1人称で物語が進み、南京大虐殺での災難や一家離散について語られている」と紹介した。

また、作者の堀田氏については、「良心的な作家で、多くの場所で資料を集め、文献を調べ、最終的に日本による戦争の罪悪や大虐殺の受難者の声を伝えた文学作品として完成させた」と紹介。「時間」は日本で2015年に再版され、今年7月に中国語版が人民文学出版社から出版されたと伝えた。

この「時間」について、福田康夫元首相は、6月に南京大虐殺記念館を見学した際、「事実は事実であり、尊重すべきだ。史実を後世に広く知らせることは今の世代の責任であり、堀田先生もこのような心情でこの作品を完成させたのだと思う」と語ったことも記事は伝えた。

「時間」の中国語版翻訳者で北京外国語大学の秦剛(チン・ガン)教授は、環球時報のインタビューに対し、「南京大虐殺記念館の展示棚の中に、この本の1955年初版が展示されて何年にもなり、極めて分かりやすく書かれている。この文学作品をもっと多くの中国国内の読者が読めないなら、ここに展示するどんな意味があるのだろうかと心が重かった。これがこの本を翻訳することを決心した理由だ」と語った。

記事は、堀田氏の娘である堀田百合子氏の話として、「時間」は1955年に新潮社から出版されたがその後絶版となり、2015年に岩波書店から再版されることになったと紹介。長い時を経て中国語でも出版されることを百合子氏も喜んでいると伝えた。(翻訳・編集/山中)
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