北朝鮮のミサイル発射が日韓関係改善のきっかけに?韓国メディアも“駐韓日本大使の帰任”に注目

Record China    2017年2月13日(月) 11時40分

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12日、北朝鮮が北西部の亀城から日本海に向けて弾道ミサイルを発射した。これを受け、韓国・メディアは「北朝鮮のミサイル発射が釜山・日本総領事館前への慰安婦像設置問題でこう着状態にある日韓関係の突破口になるか注目される」と報じている。写真は韓国・ソウル。

2017年2月12日、北朝鮮が北西部の亀城から日本海に向けて弾道ミサイルを発射した。これを受け、韓国・聯合ニュースは「北朝鮮のミサイル発射が釜山・日本総領事館前への慰安婦像設置問題でこう着状態にある日韓関係の突破口になるか注目される」と報じている。

日本は昨年末に釜山に慰安婦像が設置されたことへの対抗措置として、先月9日に駐韓日本大使を一時帰国させた。その後も韓国の京畿道議会が竹島への慰安婦像設置を推進し、これに反発した日本の閣僚らが「竹島は日本領」と主張するなど、日韓関係は収拾がつかないほど冷え込んだ。この過程で日本政府内の「駐韓日本大使の早期帰任論」は存在感を失い、安倍晋三首相と側近らは「韓国が先に動くべき」との強硬論を示している。朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾裁判が進行中の韓国でも日韓関係正常化のための動きは見られず、駐韓日本大使の不在は長期化する様相が一層強まっていた。

しかし、聯合ニュースは「今回の北朝鮮による弾道ミサイル発射が日韓間の外交ラインに変化のきっかけを与えた」と伝えている。韓国外交部のキム・ホンギュン朝鮮半島平和交渉本部長は12日、外務省の金杉憲治アジア大洋州局長と電話で会談し、北朝鮮のミサイル発射に対応し、日韓、日米韓が緊密に連携していくことで合意した。これを受け、日本メディアも駐韓日本大使の帰任時期に注目している。今後の日韓関係の行方を決める動きは安倍首相が米国から帰国した後(13日以降)に出てくるとみられている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「日本大使のことは放っておこう。韓国は今、弾劾裁判で忙しい」「安倍首相の謝罪の手紙を持って来るよう伝えて」「韓国に帰ってきたら慰安婦像を持って迎えに行く」など、日本大使の帰任に反対する声が寄せられた。一方、「日韓関係は良いに越したことはない」「北朝鮮の力を借りなければ、隣国との関係を改善することもできないの?無能な韓国政府が情けない」などの指摘もみられた。(翻訳・編集/堂本

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