<死刑>人道的な配慮、「銃殺」から「薬物注射」に全面切り替えへ―四川省成都市

Record China    2008年3月2日(日) 13時40分

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2008年3月1日、四川省の成都中等人民法院は、従来の銃殺刑による死刑執行法を全面的に廃止し、「より人道的な手段」として薬物注射による刑執行を採用する方針を固めた。写真は中国初の死刑執行車。

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2008年3月1日から四川省の成都中等人民法院(地方裁判所)は、従来の銃殺刑による死刑執行法を全面的に廃止し、「より人道的な手段」として薬物注射による刑執行を採用する方針を固めた。29日付で「中国新聞網」が伝えた。

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新たな死刑執行方法の採用に伴い、致死薬物の管理、処刑場の建設、執行人の育成に関して具体的な要求が提出された。なお、致死薬物の管理については、銃・弾薬の管理規定に基づき、関連部門が申請・審査・保管・使用などに関する制度を設け、事故の発生を断固として防止していく。

中国では97年に、雲南省昆明市が全国に先駆けて薬物注射による死刑執行を採用した。また、成都中等人民法院も99年から四川省全域での導入に向けて積極的に取り組んできた。現在、中国国内では昆明、長沙、成都、北京、上海重慶広州杭州瀋陽武漢青島、平頂山、焦作、渭南などの地域で、薬物注射による死刑が実施されている。

ある調べによると、死刑制度を設けている国は世界99か国。執行手段の主流は銃殺、斬首、電気イス、毒ガス、石打ち、薬物注射など。なお、現時点で、死刑囚の苦痛が少ないとされる注射刑を採用している国は、中国、アメリカなどとなっている。(翻訳・編集/下妻)

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