「驚愕!日本の悪徳ガイドがツアー客を洗脳」の報道、中国ネットユーザーはすでに“見抜いて”いた?

Record China    2017年1月31日(火) 0時20分

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写真は銀座の中国人観光客。29日、中国版ツイッター・微博で、日本のとある報道番組が紹介され、ネットユーザーの関心を集めている。

2017年1月29日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、日本のとある報道番組が紹介され、ネットユーザーの関心を集めている。

番組は中国人観光客の5泊6日の日本ツアーを追ったもので、参加者たちは中国人ガイドが連れていく免税店でしか買い物ができず、宿泊場所は都心から離れた場所にあるため自由に買い物することもできない。ガイドは車中で「ノーベル賞を受賞した化粧品がある」「日本人は酵素を飲むためがんにならない」などと事実とは全く異なる説明をする。連れて行った先の免税店の店員も同じ説明を繰り返し、「洗脳」することで法外に高い健康食品を購入させるという仕組みだ。

新聞晨報など、複数の中国メディアはこのほど、同番組に中国語の字幕がつけられてアップされた動画を転載する形で、「驚愕!日本の悪徳ガイドはこうして観光客を洗脳する」と題して微博上で伝えた。中国メディアのツイートでは「日本のガイド」とだけ記されているため、一見すると「日本人のガイド」あるいは日本側に非があるようにも受け取れる伝え方になっている。

しかし、ネットユーザーからは、「こういうガイドはみんな中国人」「これ明らかに中国人が中国人をだましてる。ガイドと中国人が開いた店が結託してね」「日本の『中国人悪徳ガイド』でしょ?」「海外旅行では中国人に用心!」「こういう心の痛むニュースを見て、すぐに4月の日本旅行を決めたよ……個人旅行でね」「中国人のだまし方を知っているのは中国人だけ」など、ガイドが日本人ではないことを見抜いているコメントが大半を占めている。

背景には、中国メディアも過去に日本における中国人ガイドのぼったくりの実情を伝えたことがあるほか、中国国内の観光地でもぼったくりが問題になっていること、昨年「字幕組」が逮捕されて話題になったが、日本の番組などが中国語に翻訳されて中国のネット上にアップされることで情報を得ることもある。ただ、依然として下調べも不十分なままに安さにつられてツアーに参加し、不審に思いながらも「せっかく日本に来たのだから」と仕方なく購入してしまう中国人客も少なくないようだ。(翻訳・編集/北田

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