韓国釜山の慰安婦像周辺、日本擁護の掲示物めぐり韓国市民のバトル続く=韓国ネット「なぜ被害者が先に和解の手を?」「日本をもう許そう」

Record China    2017年2月9日(木) 7時10分

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8日、韓国メディアによると、元慰安婦を象徴する少女像が設置された韓国・釜山の日本総領事館前で、少女像の移転を主張する違法掲示物をめぐる戦いが続いている。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真はソウルの慰安婦像。

2017年2月8日、韓国・聯合ニュースによると、元慰安婦を象徴する少女像が設置された韓国・釜山の日本総領事館前で、少女像の移転を主張する違法掲示物をめぐる戦いが続いている。

7日午後、少女を守る活動をする市民団体の会員が釜山日本総領事館前の少女像周辺に貼られた少女像の撤去・移転を主張する不法掲示物を全て撤去すると、夜の間にまた、チェ氏が「少女像を移転せよ」「いつまで日本を憎む?日本を許し、和解する韓国市民になろう」「在日コリアンを助けて」などと書かれた紙を貼った。チェ氏は先月から、少女像周辺に日本を擁護し、少女像の撤去を主張する内容の印刷物を貼り続けてきた。それに腹を立てた市民2人が4日に印刷物をはがし、少女像を守る活動をする市民団体まで協力してチェ氏が貼った印刷物を全て撤去したが、チェ氏はいまだに自身の主張を込めた印刷物を少女像周辺に貼り続けている。

韓国警察はチェ氏の印刷物をはがした市民を「財物損壊」の疑いで捜査したが、掲示物が違法である点や被害が軽微である点などを考慮し、立件しなかった。そのため、少女像を守る市民や団体と撤去を主張するチェ氏の間の対立は激しさを増している状況だ。

問題が大きくなると、ようやく釜山市東区庁は少女像周辺の許可なく貼られた全ての掲示物を自主撤去するよう求めた。しかし、少女像を守る活動をする「釜山運動本部」は「少女像の保護と管理を約束した東区庁は公平性を主張するだけでなく、少女像訪問客のための掲示物などを設置し、環境整備に乗り出さなければならない」とし、「日本の謝罪など少女像の設置意図をけなし、歪曲(わいきょく)する貼り紙の掲示もすぐに中断するべき」と主張した。釜山運動本部と東区庁は1月31日、少女像管理案を協議する機関を立ち上げたが、このような意見対立により協議の日程すらまだ決まっていないという。

東区市民のチェ氏は8日、聯合ニュースとのインタビューで「少女像の基本的な趣旨には賛成するが、日本の公館の前に設置するのは間違い」とし、「少女像の設置により被害を受ける在日コリアンもいるため、少女像を移転しなければならない」と述べた。また、チェ氏は「韓国社会は反日感情が強いが、反対意見を述べる権利も尊重されるべき」とし、「市民団体が掲示物をはがし続けるのなら、法的な対応も検討する」と明らかにした。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「なぜチェ氏が韓国を代表して日本を許す?」「歴史を忘れた民族に未来はない」「日本に移民するか、静かに暮らすか、どちらかにしてくれ」「加害者が謝罪すらしていないのに、なぜ被害者が先に和解の手を差し伸べる?」「日本を許すかどうか決めるのは慰安婦被害者」など、チェ氏に対する批判的なコメントが多く寄せられた。一方、「日本は十分反省した。もう許そう」「違法貼り紙だけでなく、違法銅像も撤去するべき」「歴史に執着する民族にも未来はない」など、チェ氏を擁護する意見もみられた。(翻訳・編集/堂本

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