韓国名門女子大の学生100人以上が精神科で治療、その原因とは?=韓国ネット「病気になるのも分かる」「将来は子どもに自慢できるはず」

Record China    2017年3月6日(月) 23時0分

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5日、韓国・jtbcは、韓国の名門女子大学である梨花女子大学で100人以上の学生が精神科の治療を受けている実態を報道した。写真は梨花女子大。

2017年3月5日、韓国・JTBCテレビは、韓国きっての名門女子大・梨花女子大で、在学生100人以上が精神科の治療を受けている実態を報道した。

原因は、昨年、同大キャンパスで巻き起こった大学対学生の対決にあるという。同大では昨年7月から86日間にわたって大学本館を占拠した学生デモが行われた。大学が政府方針にのっとり高卒の社会人を対象とした生涯教育のための単科大創設を決めたことに対し、難関入試を突破し同大に入学してきた学生らが「学位商売だ」などとして反発したのだ。デモ期間中には国政介入事件で逮捕された崔順実(チェ・スンシル)被告の娘チョン・ユラの不正入学も発覚し、摩擦は長期化した。

しかしデモから4カ月経った現在、デモに参加した学生のうち100人以上が心的外傷後ストレス障害(PTSD)などで精神科の治療を受けており、中には精神科病院の閉鎖病棟に入院している学生もいるという。その理由として、デモが平凡な学生らを主軸に行われたのに対し大学側が警察を動員してマスコミが騒ぎ立てたことや、途中チョン・ユラ容疑者の不正入学疑惑が発覚するなど、学生らの手に負えない大きな事態に発展してしまったことが挙げられる。また教授が学生に対し「デモに参加した学生一人一人の顔を覚えておく」と脅迫するなど、大学側による「デモ参加者探し」も状況を悪化させた要因とみられる。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「まだ20代の学生が学長や教授と闘い、警察ともみ合いになっても誰も助けてくれない。精神病にかかって当たり前。自分の主権を守ろうとする行為に命を懸けなければならないのか」「胸が痛む。早く良くなりますように」「今は苦しいかもしれないけど、10〜20年後に子どもや家族に自慢できるはず。誇らしい」と苦しむ学生を励ますコメントや、「学長は学生デモに対し話し合いもなしに警察を投入、裏では不正入学」「教授が学生を守るどころか脅迫するなんてひどい職権乱用」「梨花女子大と理事陣は腐ってる。学生たちを助けられるのは先輩たちしかいない」と大学側を非難するコメントが多く寄せられている。

一方で、「でもこのデモを機に学校内部がかなり浄化された」とデモの効果を述べるコメント、「デモ当初は学生たちへの批判が多かったが、学生たちが正しいことが明らかになってよかった」「マスコミもこういう続報を出していってほしい!それでこそ民主主義!」とマスコミの対応に関するコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)

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