<北京五輪>「期間中は外国からスパイが大挙」仏記者が著書で指摘―中国

Record China    2008年2月28日(木) 21時12分

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25日、フランスAFP通信によると、フランス人記者が最近著した本の中で、「各国のスパイは北京五輪を絶好のチャンスと狙っている」と指摘した。中国政府が五輪用に計上した「スパイ対策費」は13億ドル(約190億円)にも上るという。資料写真。

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2008年2月25日、フランスAFP通信によると、フランス人記者が最近著した本の中で、「各国のスパイは北京五輪を絶好のチャンスと狙っている」と指摘した。中国政府が五輪用に計上した「スパイ対策費」は13億ドル(約190億円)にも上るという。27日付で人民日報の国際版「環球ネット」が伝えた。

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フランス人記者ロジャー・ファリガット(Roger Faligot)氏は、『中国の秘密機関:毛(マオ)から五輪まで』という著書の中で、「北京五輪に乗じて各国のスパイが、記者や観光客を装って中国に多数潜入するだろう」と述べた。また「チベット独立派」や、中国政府から非合法とされている「法輪功」のメンバーも何らかのテロを企てている、と指摘した。さらに各国のスポーツ担当記者も、「敵対的」か「友好的」かを厳しくチェックされるという。

これに対し、中国の専門家である社会科学院地域安全研究センターの周方銀(ジョウ・ファンイン)氏は、「各国のスパイにとって五輪は格好の情報収集の機会だろうが、五輪に乗じて潜入するようなスパイは恐らくプロではないだろう」と楽観的な見方を示した上で、「念のため中国の情報部門が何らかの対応策を取るのは良いことだ」と述べた。(翻訳・編集/NN)

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