<医療崩壊>「特別外来」は順番も診察も金次第、貧乏人はひたすら待つだけ―中国

Record China    2008年2月29日(金) 5時36分

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26日、広西チワン族自治区の病院にお金を払えば順番など関係なく診察してもらえる「特別外来」が新設され、論議を呼んでいる。写真は北京市の児童病院。連日、徹夜で順番待ちをする人であふれている。

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2008年2月26日、広西チワン族自治区の2か所の総合病院で、特別料金さえ払えば待ち時間なしで優先的に診察を受けられる「特別外来」が新設されて大きな問題になっている。ニュースサイト「中国新聞網」が伝えた。

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この「特別外来(特需問診)」を新設したのは、同省の人民医院と広西医科大学第一付属医院。外来患者は50元を支払うと優先的に診察が受けられる。150元支払えば、優先的に診察、検査、治療が受けられ、看護師が最初から最後まで付き添い、会計や薬の受け取りまでも代行してくれる。200元では、150元の優遇条件のほかに主任クラス以上の医師の診察、治療がうけられるという。

人民医院の待合室では、「あとから来た『特別外来』の患者が次々と私より先に診察を受けているせいで、私はもう2時間以上もここで待っているのよ」と女性が怒りの表情。他の患者からも「お金持ちはそんなに偉いのか?あまりにも不公平だ」と不満の声が。有識者からも、「医療行為を受ける権利は平等であるべき」「順番待ちをしている一般患者の利益を侵害している」との批判が噴出している。(翻訳・編集/本郷)

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