<続報>米国で4人死亡の“ヘパリン事件”、中国側の責任を否定―中国当局

Record China    2008年2月28日(木) 12時6分

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27日、中国当局によると、米国で4人が死亡した「ヘパリン」投与が原因と見られる“アレルギー事件”で、米国食品医薬品局(FDA)が輸入元の常州凱普生物化学有限公司(江蘇省)に担当者を派遣したという。資料写真。

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2008年2月27日、国家食品薬品監督管理局(国家薬監局)のホームページに掲載された情報によると、米国で発生した血液抗凝固薬「ヘパリン」の投与が原因と見られる“アレルギー事件”で、米国食品医薬品局(FDA)は詳しい調査のため、輸入元の常州凱普生物化学有限公司(江蘇省)に担当者を派遣したことがわかった。「財経ネット」が伝えた。

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これは昨年12月中旬〜今年1月、米バクスター社の血液抗凝固薬「ヘパリン」の投与が原因と見られるアレルギー症状の患者が350人以上も発生した事件。うち4人の死亡が確認されている。同社に原料を提供した常州凱普生物化学有限公司はこれまで、担当者不在などを理由に一切コメントを拒否しているという。

国家薬監局は今月11日、FDAからの通報を受けて直ちに調査を開始。その結果、常州凱普生物化学有限公司が生産した「ヘパリン」は同局に未登録の製品であり、同社は米バクスター社の指示に従って製造していただけ、と報告した。同社は米サイエンティフィック・プロテイン社(SPL)と常州天普製薬有限公司(TECHPOOL)の合資企業で、出資比率は米SPL社が55%で常州天普が45%。法人代表は米国人。米国内での薬品販売に必要なFDAの検査も受けていなかった。

中国は毎年100トン以上のヘパリンを輸出しており、世界シェアの大半を占めているという。(翻訳・編集/NN)

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