中国政府の信頼回復は?遼寧省の財政データ改ざん、省長が認める―米華字メディア

Record China    2017年1月20日(金) 21時0分

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18日、遼寧省の陳求発省長が、「2011〜2014年にわたって、省の財政データに改ざんがあった」ことを明らかにした。資料写真。

2017年1月18日、米華字メディア・多維新聞によると、中国東北部に位置する遼寧省の陳求発(チェン・チウファー)省長が17日、2011〜2014年に省の財政データに改ざんがあったことを明らかにしたと、中国共産党機関紙・人民日報が報じた。

昨年12月、中国国家統計局の寧吉●(●=「吉」2つ。ニィン・ジージャー)局長は人民日報の紙面において、「地方政府の統計データで改ざんが頻繁に起きている」と指摘した。今回の発表はその指摘以降、初めて地方政府が公式に認めたデータ改ざんとなる。

記事によると、中央巡視組は2014年、同省に対する初の巡視を行った後、「省全体にわたって経済データ改ざんの問題が存在する」と指摘していた。2011年から13年まで省の経済成長率は全国上位にあったが、中央巡視組の是正指示後は急劇に低下、瞬く間に全国最低クラスとなった。

中国経済が減速する中、中国政府の発表する経済指標に注目が集まっているが、地方政府の統計データ改ざんが明るみになるにつれ、中国政府は今後どのように信頼回復を図るか、大きな課題に直面していると、記事は伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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