2008年2月26日、同月23日に行われた第16回飛び込みワールドカップ後の記者会見で、「女王」郭晶晶（グオ・チンチン）選手の態度や発言が問題になった事件を受けて、中国チームのマネージャー・周継紅(ジョウ・ジーホン)氏が「選手を温かい目で見守ってほしい」と訴えた。新華社の報道。

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23日の試合で銀メダルという不本意な結果に甘んじたアテネ五輪金メダリストの郭選手は、試合後の記者会見の席上で携帯電話をいじくったり、ネックレスのひもを直したりとやりたい放題。しまいには「五輪でのライバルは誰ですか？」との問いに、「ロシアのユリア・パハリナと“カナダのデブ（ブライズ・ハートリー）”」と答え、傍若無人な態度で記者たちをあ然とさせた。

これに対し、周氏は「郭選手は試合でベストの結果が得られずに落ち込んでいただけ。記者会見の席上で少しくらいダンマリになるのも仕方がないこと」と、郭選手を弁護。また、「郭選手は人一倍、自分に厳しいタイプ。多くの観衆やメディアに囲まれるプレッシャーと闘いながら、期待した結果を出せずにとてもつらい思いをしている。一流選手にだって、気分の優れないときもある。メディアやファンのみなさんには、どうか広い心で彼女を見守ってほしい」とコメントした。

26日、中国チームは深センへ向かい、今月29日から来月2日まで開催される国際水泳連盟主催の試合に出場する。騒ぎの渦中にいる郭晶晶（グオ・チンチン）選手をはじめ、呉敏霞(ウー・ミンシャー)選手や彭勃(ポン・ボー)選手、胡佳(フー・ジア)選手などアテネ五輪の金メダリストたちが揃って出場し、強敵ロシアやオーストラリアと戦う。(翻訳・編集/愛玉)