<白色公害>レジ袋有料化で最大手が生産停止、2万人が失業―河南省

Record China    2008年2月27日(水) 12時40分

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26日、昨年6月からレジ袋の有料化が始まった中国で、業界トップメーカーが生産停止に追い込まれ、2万人の従業員が失業した。資料写真。

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2008年2月26日、昨年6月からレジ袋の有料化が始まった中国で、業界トップメーカーが生産停止に追い込まれ、2万人の従業員が失業するという事態が発生した。地元鄭州の「大河網」が伝えた。

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長年、「白色公害」(ビニール袋による汚染)に悩まされてきた中国では、昨年6月からレジ袋の有料化に踏み切った。ところがこれで食い扶持を失った人たちがいる。年間売り上げ22億元(約330億円)で11年連続業界トップだった河南省のレジ袋メーカー「遂平華強」が突然生産停止を宣言し、2万人の従業員が路頭に迷うことになったのだ。

「遂平華強」のベテラン従業員によると、工場は今年1月18日に突然生産がストップした。これまで工場の機械を止めたことはなく従業員も3交代制で勤務していたが、その日突然工場内が停電し、機械も止まったのだという。当時は「工場が数日休みになると聞かされただけ」だったが、その後の通知で生産停止がわかった。

地元の遂平県商務局の劉恒烈(リウ・ホンリエ)局長によると、2万人の従業員はすでに工場を離れたという。工場入り口には現在、「売り出し中」の張り紙が貼られている。(翻訳・編集/NN)

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