中国、旧正月控え豚肉・酒の価格急騰、「8割は便乗値上げ」―仏メディア

Record China    2017年1月17日(火) 6時10分

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13日、中国では、春節(旧正月)を控え、豚肉や蒸留酒の「白酒」の価格が急騰している。豚肉の小売価格はわずか数日で3割も値上がりした。写真は中国の市場。

2017年1月13日、仏RFIによると、中国では、春節(旧正月)を控え、豚肉や蒸留酒の「白酒」の価格が急騰している。北京では、豚肉の小売価格がわずか数日で3割値上がりし、白酒の価格も急騰している。

北京青年報は11日、「春節を前に、豚肉価格が飛躍的に値上がりしている」と報じた。ある市民は10日、「5日前に市場で見た豚肉の値段は500グラム14元(約230円)だったが。今日はそれより3割も高い20元になっている」と話す。同紙は「今後さらに値上がりする見込みだが、大幅な値上がりはない」との予測を紹介している。

東方網は社説で「値上がりは危険な信号だ」と指摘する。8割方は春節に便乗した値上げで、いわば「火事場泥棒」のようなものだとし、「ただでさえ苦しい生活を強いられている中・低所得層にとって『春節』が『春劫』(劫は節と同音で「奪う」の意)になってしまった」と伝え、監督部門は何もせず、市民はただ鬱々(うつうつ)とするばかりで、「新年を祝う気持ちも台無し」と報じた。

新華社は、急激な値上がりの原因として、南部でハムなどの生産がピークにあり豚肉の需要が増したこと、北部で気温が下がり輸送や取引に影響が生じたこと、大企業が春節向け商品の準備を進めたこと、一部の養豚業者が故意に値段をつり上げたことの4点を挙げた。

台湾の中時電子報は12日、「中国本土では年越しに欠かせない白酒の値段も急上昇している」と報じている。高級酒として知られる茅台酒だけでなく、五粮液瀘州老窖汾酒郎酒西鳳酒など銘柄も軒並み値上がりしているという。(翻訳・編集/岡田)

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