中国の耐震新技術、建設中の「北京で最も高いビル」に応用―中国メディア

人民網日本語版    2017年1月17日(火) 16時50分

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先ごろ開かれた2016年度国家科学技術奨励大会で、中国地震局構造力学研究所の王涛研究員が率いるチームが完成させたプロジェクト「大型複雑構造オンライン混合試験重要技術及び応用」が、2016年国家科学技術進歩賞2等賞を受賞した。

先ごろ開かれた2016年度国家科学技術奨励大会で、中国地震局構造力学研究所の王涛研究員が率いるチームが完成させたプロジェクト「大型複雑構造オンライン混合試験重要技術及び応用」が、2016年国家科学技術進歩賞2等賞を受賞した。米国、イタリア、英国など世界の同分野の人々から、同プロジェクトが世界の地震工学界が直面している重大な技術の課題を解決し、世界最高水準に達したと評価されている。人民網が伝えた。

オンライン混合試験技術は数値計算と物理試験のメリットを結びつけ、建築構造の力学行為の複雑な部分に物理試験シミュレーションを採用し、把握しやすい部分については数値計算シミュレーションを採用。こうすることで両者は全体構造の動力反応シミュレーションの実施で相互に補い合うことができる。これは現在、最も効果的な建築構造倒壊シミュレーション方法だ。

同プロジェクトの成果は、米国や日本などの国際重大科学研究プロジェクトで応用されているほか、中国の「建築安全・環境国家重点実験室」などの国家級プラットフォームに重要技術を提供している。現在建設中の北京市で最も高い高層ビルとなる「中国尊」の異質分岐柱の試験、アジア最大の山間部吊橋、雲南省の竜江特大橋の混合試験、鄒城国際会展センター大スパン構造倒壊シミュレーション混合試験など、大型・複雑建設プロジェクトの試験と検証に応用されており、その耐震性を効果的に検証されている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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