中国の大学の冬休み課題が物議醸す、学生から「僕らは宣伝の道具ではない」と不満の声―四川省

Record China    2017年1月16日(月) 11時20分

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12日、四川省の大学でこのほど出された冬休みの課題が物議を醸した。資料写真。

2017年1月12日、中国は旧正月を過ごす風習があるため、学校の冬休みもそれに合わせ調整されている。今年は1月28日が旧正月であるため、冬休みを1月の中旬から2月の中旬までの期間で設定する学校が多い。当然冬休みの宿題が用意されているのだが、このほど四川省の大学で出された課題が物議を醸した。北京青年報が伝えた。

問題となったのは、四川省にある大学の航空や鉄道に関する学部で、同学部の担当者がクラスのグループチャットに冬休みの課題を掲載したと学生が証言。学生の情報によると、担当者は10日、「冬休みの期間中、学部の公式SNSアカウントを紹介し、最低100回の『いいね』を獲得しなさい。基準に満たない場合は不合格とみなす」と指示した。

これに対し学生からは「理不尽な課題」「学生は知識を学ぶために学校に来ている。学校の宣伝の道具ではない」と不満が聞かれている。取材に対し同学部の担当者の1人は11日、「確かにこの課題は存在する」と認めたうえで、課題は学校の上層部の指示によるもので、「学生を鍛練するのが目的なのだろう」と予測した。一方大学側は、「課題については把握していない」と大学の宣伝を学生に強制していないと説明し、「個人的な判断によるものだろう」と回答している。(翻訳・編集/内山

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