世銀の林主任エコノミスト、「五輪後も中国経済の躍進は続く」―北京市

Record China    2008年2月26日(火) 12時38分

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24日、香港紙「大公報」によると、世界銀行主任エコノミストに就任したばかりの林毅夫(リン・イーフー)氏が、北京大学で行われた中国経済に関するフォーラムで、「北京五輪後も中国経済が収縮することはない」とする見解を語った。

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2008年2月24日、香港紙「大公報」によると、世界銀行主任エコノミストに就任したばかりの林毅夫(リン・イーフー)氏が、北京大学で行われた中国経済に関するフォーラムで、「北京五輪後も中国経済が収縮することはない」とする見解を語った。中国新聞社(電子版)が伝えた。

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林氏は、「中国経済は五輪後も高成長を維持」とする理由を3つ挙げた。

まず1つ目は、五輪以降も引き続き、2010年の上海万博や第16回アジア競技大会など大型イベントが開催されるということ。五輪後に経済が急激に冷え込んだギリシャやオーストラリアなど歴代開催国とは、この点で異なると強調した。

2つ目は、中国の一人当たりGDPの高さ。例えば、2006年の中国のGDPは、アテネ五輪が開催された当時のギリシャのGDPの17倍、シドニー五輪が開催された当時のオーストラリアのGDPの7.5倍にも相当する。五輪開催には巨額な投資が必要だが、それはどの国でも同じこと。いくつもの経済圏を抱える中国にとって大した影響にはならない、と中国の経済力の強さを指摘した。

そして3つ目は、五輪後は本格的に、上海万博など五輪以外の大型インフラ建設が始まることを挙げた。上海万博の投資総額は五輪を上回ると予想されており、会期中の入場者も北京五輪を超える見込みだという。少なくとも今後10年間は、中国経済の躍進は続くと語った。(翻訳・編集/NN)

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