なぜ日本人は羊肉を食べないのか?―中国ネット

Record China    2017年7月12日(水) 23時0分

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11日、中国のポータルサイト・今日頭条が、なぜ日本人は羊肉を食べないのか、その理由について分析する記事を掲載した。写真は羊肉。

2017年7月11日、中国のポータルサイト・今日頭条が、なぜ日本人は羊肉を食べないのか、その理由について分析する記事を掲載した。

記事は、日本には多くの美食があるものの、中国と大きく異なる点の一つとして「羊肉」がないことだと指摘。ウシやブタの肉はあるのに、日本では羊肉を口にできることはほとんどないとした。

その理由について記事は、歴史と関係があると分析。縄文時代にはシカやイノシシなどさまざまな肉を食べていたが、西暦6世紀に仏教が伝来すると、殺生を禁止した教えが入り、天武天皇が肉食禁止令を公布したことが、肉を食べなくなる始まりとなったと指摘した。

その後のおよそ1200年にわたって、肉を食べることはほとんどなくなり、この食習慣が昔の日本人の身長にも大きく影響したと主張。明治時代に入って欧州の習慣が入り、食習慣も欧州に見習うようになって肉食が復活したという。

しかし、長らく肉を食べていなかったため抵抗感のある人も少なくなかったので、明治天皇が自ら牛肉を食べていることを国民に知らせたという。そしてこのころからすき焼きが流行したと伝えた。

明治時代から肉食が復活したものの、羊肉が広まらなかった理由について記事は、羊は早くから日本に入っていたものの、日本の気候は草原で羊を育てるのにあまり適していなかったことや、濃厚な味が肉食を始めたばかりの日本人の口には合わなかったことが関係していると分析した。

そのうえで、「ようかん」は早くから日本に伝わっていたものの、日本では中国のように羊肉は使用せず、小豆を使用したお菓子に変えてしまったと紹介した。しかし、日本でも唯一、北海道ではジンギスカン料理として、羊肉を食べる習慣があることも伝えた。(翻訳・編集/山中)

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