中国人が初の600万人突破、韓国人も500万台乗せ=東アジアで全体の7割超―16年の訪日外国人客、2403万人

八牧浩行    2017年1月18日(水) 5時10分

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日本政府観光局が発表した2016年の訪日外国人客は、前年比21.8%増の2403万9000人と、これまで最高だった15年の1974万人を更新した。中国、韓国など近隣諸国からの訪日客は7割以上に達した。写真は羽田空港。

2017年1月17日、日本政府観光局が発表した2016年の訪日外国人客は、前年比21.8%増の2403万9000人と、これまで最高だった15年の1974万人を更新した。新規航空路線の就航や便数増、クルーズ船の来航増加などが主な要因で、中国、韓国など近隣諸国からの訪日客が多かった。ただ伸び率は15年の47.1%増から大幅にダウンした。

国・地域別では、トップは中国で27.6%増の637万3000人。初めて600万人の大台に乗せた。続いて韓国が27.2%増の509万300人、台湾が13.3%増の416万7400人、香港が20.7%増の183万9000人。これら上位の合計は前年比 23.1%増の 1747 万2000人に達した。これは全体の72.7%にあたり、外国人訪日客の圧倒的多数が東アジアの4つの国・地域から来訪していることが明らかになった。

同時に発表した16年12月の訪日外国人客数は、前年同月比15.6%増の205万1000人と12月としての過去最高を更新した。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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