<話題の本>人気教授のベストセラー本、「誤字が多すぎる」と訴えられる―重慶市

Record China    2008年2月23日(土) 8時37分

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20日、国営中央テレビ(CCTV)の人気教育番組で有名なアモイ大学の易中天教授の大ベストセラー「品三国」(三国志の解釈本)が、「誤字が多すぎる」ことを理由に訴えられた。写真は「品三国」の販売・サイン会の様子。

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2008年2月20日、国営中央テレビ(CCTV)の人気教育番組で一気にその名を馳せたアモイ大学の易中天(イー・ジョンティエン)教授が06年に著した大ベストセラー「品三国」(三国志の解釈本)が、「誤字が多すぎる」ことを理由に訴えられていたことがわかった。「新聞午報」が伝えた。

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訴えを起こしたのは重慶市在住の况力彬(クアン・リービン)氏。况氏は今年1月2日、「品三国」は「図書品質管理規定」が定める誤字率をはるかに超えるとし、重慶市渝中区法院(裁判所)において易教授と出版社を相手に、「誤字検索費用」として2050元(約3万円)の賠償を求める訴えを起こした。「図書品質管理規定」では誤字が総文字数の1万分の1を超える本を不合格と定めている。

これに対し易教授は裁判所に答弁書を提出し、「訴えられたのは本であり、自分はその対象ではない」と反論。本を出版した上海文芸出版総社も、「本は管理規定の合格基準をクリアしている。今回の件は、故意に騒ぎ立てているとしか思えない」として原告の訴えを退けるよう求めた。

易教授はCCTV10チャンネルの人気番組「百家壇講」で、庶民にわかり易い切り口で歴史上の逸話を紹介し、スター並みの人気を誇る。著書は軒並みベストセラー。特にこの「品三国」は出版前の予約が40万部を超える大ヒットを記録した。だが一部専門家からは、「歴史を茶化している」などと批判の声も挙がっている。(翻訳・編集/NN)

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