中国の大気汚染観測で不正、散水やミスト噴霧で人為的関与―中国メディア

Record China    2018年3月30日(金) 15時10分

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中国の一部の都市で大気環境品質の自動モニタリング拠点に人為的な関与が見つかった。中国生態環境部が公式ウェブサイトを通じて明らかにした。写真は中国の大気汚染。

2018年3月29日、中国新聞網によると、中国の一部の都市で大気環境品質の自動モニタリング拠点に人為的な関与が見つかった。中国生態環境部が公式ウェブサイトを通じて明らかにした。

生態環境部の通告によると、2017年12月から2018年1月にかけて各自動モニタリング拠点を検査したところ、6省(区)7都市のモニタリング拠点やその周辺で散水、ミスト噴霧などの行為があったという。

雲南省紅河州や江西省吉安市、湖南省邵陽市、江蘇省徐州市などで、散水によってモニタリング拠点や道路上などの粉じんが洗い流されたり、ミスト噴霧車を使って大気中の粒子状物質が抑制されたりしたことで、いずれも正確に測定できない状態に陥っていた。

生態環境部は正確な測定に努めるとともに、意識や責任感の向上を図り、不正行為の取り締まりを強化するとしており、不正を働いた責任者はすでに処分されたことがメディアによって報じられている。(翻訳・編集/岡田)

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