韓国で小学校から漢字学習が復活か?賛否の議論再燃=「地球上で最も優れたハングルを差し置いて…」「先に礼儀作法を教えるべき」―韓国ネット

Record China    2017年1月5日(木) 8時40分

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30日、韓国教育部が策定した小学校5・6年生の教科書に漢字を用いる案に賛否両論が出ている。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

2016年12月30日、韓国・マネートゥデイによると、韓国教育部が策定した小学校5・6年生の教科書に漢字を用いる案に賛否両論が出ている。

韓国教育部は2019年度から小学校5・6年生の教科書に漢字を表記する基準を示した。教科書(国語を除く)の主要な学習用語に300字内の漢字を用いるのが骨子だ。

小学校の教科書への漢字表記の検討は2014年9月にさかのぼる。当時、教育部は「文・理科統合教育課程」を発表し、「2018年から小学校のすべての教科書に漢字を用いる案を推進する」と明らかにした。しかし、ハングル団体など市民団体から強力な反発を受け、「検討して16年末に漢字表記案を出す」とし、決定を先送りにしていた。

韓国の小・中・高校の教科書は1970年に全てハングル表記となったが、2005年に大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)で漢字が選択科目とされ、11年からは小学校の体験活動や中学校の選択科目に漢文が含まれた。現在小学校の教科書は全てハングル表記であり、中・高校の教科書には限定的に漢字が併用されている状態だ。これを受け、漢字表記に反対する側は、事実上の「強行」と解釈しており、「(塾など)私教育の増加と学生の負担を考慮すると、実益より副作用が大きい」と懸念した。一方、漢字表記賛成側は、むしろ以前の案より後退したと不満を示し、「韓国語の半分以上が漢字で構成されているだけに漢字学習が語彙(ごい)・理解力の向上に役立つ」と強調した。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「地球上で最も優れた言語・表記方法であるハングルを差し置いて何が漢字だ」

「漢字を導入するより、ハングルをもっと世界に広めるべき」

「小学校では英語も教えているが、今度は漢字か…。小学生も大変だな」

「学ぶべきものが多すぎて、小学校の時からストレスいっぱいだ」

「学びたい人だけが学べば良い。強制的に学ばせるのは反対」

「語彙力は漢字を学んだからと言って増えるものではない。文章を通じて増えるのだ」

「漢字より先に礼儀作法を教えるべき」

「英語はともかく、漢字は学ぶ意味が理解できない」

「塾に支払う費用がまた増える」

「漢字文化圏に生きているのだから、漢字を学ぶのは役に立つ」(翻訳・編集/三田)

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