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<コラム>日本人の総経理はご用心、中国人部下との私的な交流は罠かも

曽賀 善雄    2017年11月24日(金) 5時50分

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「土曜日に釣りに行きませんか?」などと部下社員が親切に誘ってくれたことがあります。別の会社の日本人総経理は、自慢のカレーライスを作って、部下にふるまおうと自身のアパートに部下を招待しようと考えたそうです。しかしながら、どちらのケースもNG。資料写真。

「土曜日に釣りに行きませんか?」などと部下社員が親切に誘ってくれたことがあります。単身赴任をしているので、さぞや土日の休みは退屈しているであろうと思って誘ってくれたのだと思います。別の会社の日本人総経理は、自慢のカレーライスを作って、部下にふるまおうと自身のアパートに部下を招待しようと考えたそうです。しかしながら、どちらのケースもNG。その理由は?

【社員との距離を詰めたい総経理に罠を仕掛ける】

新任地に赴任した総経理(社長)にとって、社員との距離を少しでも縮めたいと誰しもが思います。しかし、そこに罠が仕掛けられていることが…。

もし、釣りの誘いに応じると、誘ってくれたその部下と長時間一緒に過ごすことになります。新任地に不慣れな総経理にとって、その部下は頼りになる存在になり、場合によっては主導権をその部下が持つことになります。ハマちゃんとスーサンではないのですから、中国でそのような関係はとても厄介です。

その部下は、おそらく、普段の仕事の中でも総経理に対して主導権を発揮しようとするはずです。彼の親切心にだんだん公平な判断が難しくなり、組織全体の運営に支障が出てきかねません。人というものは親愛するが故にえこひいきになる、と戒めている中国の格言があります。そんなことにならないためには、誘ってくれた親切には十分感謝し、丁寧に断るのが得策です。

【社員とのコミュニケーションを深めようと自分で罠を作ってしまう愚】

また、良かれと思って、部下を自宅に招き自慢の料理をふるまおうとした総経理。もし実行したとしたら、何人かの部下社員に総経理の生活ぶりを公開することになるわけです。すると何日もたたないうちに全社員にそれが知れ渡ることになります。また、社員間であの人は招かれたのに私は…といった微妙な不満が芽生えます。

それに、総経理は社員達の暮らしぶりはわかりませんが、社員は総経理の暮らしぶりがわかってしまいます。豪華であれば、私たち社員はつつましく暮らしているのに…と思うでしょう。総経理が質素な暮らしであればあったで、私たちの社長のレベルはこんなものか…。どちらにしてもあまり良い感情は持たないと思います。

会社を運営するのですから、社員達に辛辣(しんらつ)なことも言わなければならないときもあるでしょう。総経理は、いくら「ありのまま」がよいと思っても、自分のプライベートまでさらけ出してしまうと、総経理として会社運営がやりにくくなってしまいます。

会社における総経理はある意味で雲の上の人です。だからこそ総経理を目標にして頑張ろうとする社員が出てこようというものです。仕事上では「ありのまま」に、プライベートは、「どこまでもベールに包んで」おいた方が私は、組織のコントロールがやりやすくなると思います。

【一線を越えないよう】

社員と総経理はある意味で戦いをしています。戦いに勝利するためには、策略も必要です。社員は、権力を持っている総経理に取り入ろうとして、罠を仕掛けてきるかもしれません。総経理としては、そう思って用心するに越したことはありません。この地でのビジネスを成功させるという大きな目標があるわけですから、戦いに負けるわけにはいきません。

ましてや、新任地での総経理という孤独な職務と闘う中で、孤独感を和らげたいあまりに、自ら罠を仕掛けてしまうような愚は避けなければなりません。

部下とのコミュニケーションは仕事中に深めること、プライベートでは社員との間に一線を画すことが大事です。一線を越えてしまうと身動きができなくなってしまいますよ。脇をしめてかかりましょう。

■筆者プロフィール:曽賀善雄

1949年和歌山県生まれ。1971年大手セキュリティサービス会社に入社。1998年6月、中国・上海のグループ現地法人の総経理(社長)として勤務。2000年4月から13年近くにわたり中国・大連の現法で総経理(社長)として勤務。2013年1月に帰国、本社勤務を経て2014年7月リタイア。

■筆者プロフィール:曽賀 善雄

1949年和歌山県生まれ。1971年大手セキュリティサービス会社に入社。1998年6月、中国・上海のグループ現地法人の総経理(社長)として勤務。2000年4月から13年近くにわたり中国・大連の現法で総経理(社長)として勤務。2013年1月に帰国、本社勤務を経て2014年7月リタイア。

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