<写真特集>神秘的な山村風景、撮ったのは異色の経歴持つシニアカメラマン

周李隆徳    2017年1月3日(火) 19時30分

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台湾撮影学会に所属する周李隆徳は、ツアー客を連れて中国の大自然の中に何度も足を踏み入れている人物だ。そのファッションやがっしりとした体つきは70歳近いという年齢を全く感じさせない。

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台湾撮影学会に所属する周李隆徳(ジョウリーロンダー)は、ツアー客を連れて中国の大自然の中に何度も足を踏み入れている人物だ。そんな彼が、都市化とはかけ離れた中国の山村風景をカメラに収めている。

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チベット・ガリ地区の無人地帯にエベレスト、そしてグゲ王国の遺跡―。周李隆徳は台湾のツアー客とともに10年間でエベレストを15回、チベットを20回以上訪れている。ウインドブレーカーにサングラスという服装、がっしりとした体つきは年齢を全く感じさせない若々しさだ。

若い頃に蒋経国の邸宅で警備を務めたという特殊な経歴の持ち主でもある彼が大きな決意をしたのは40歳を過ぎた頃のこと。順調だった商売から身を引き、民間の中華捜救総隊のメンバーとして山岳救助、水難救助などの任務に当たった。報酬はゼロだったが、チームには10年間にわたって在籍。さらに54歳の時にガイドという職業に関心を持ち、そこからあっという間に次の10年間が過ぎた。チベットから伸びる主要道路には周李隆徳の足跡がしっかりと刻み込まれている。(編集/野谷

●周李隆徳(ジョウリーロンダー)

1948年、台湾台北市に生まれる。カメラマンとしてのキャリアは約15年。台北撮影学会、台湾撮影学会に所属。若い頃に蒋経国の邸宅で警備の任に就いたこともある。

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