元代に韓国に渡った「孔子の末裔」、現在8万人―中国

Record China    2008年2月18日(月) 21時58分

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17日、儒教の祖として知られる孔子の家系図「孔子世家譜」の増補改訂事務局が、現在韓国に居住する孔子の末裔は元の時代に渡った高官の子孫であることを発見した。写真は山東省済南の国際展示センターに展示された孔子像。

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2008年2月17日、儒教の祖として知られる孔子(こうし)の家系図「孔子世家譜」の増補改訂事務局が、現在韓国に居住する孔子の末裔は元の時代に高麗に渡った高官の子孫であることを発見した。国営新華社通信(電子版)が伝えた。

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発見の元となったのは、山東省曲阜にある孔子博物館文物資料館に収蔵されている1915年「朝鮮孔氏家系図」。この中に「文宣王(孔子)第54代目の孔紹は、元の順帝の時代(1333年―1368年)に当時の皇女が高麗王に降嫁した際、翰林学士(高官)としてお供した」という記載がある。

山東省で「孔子世家譜」を増補改訂する孔徳威(コン・ダーウェイ)主任によると、孔子の末裔は世界中に300万人存在し、うち250万人は中国大陸に居住する。このほか米国オーストラリアスイスシンガポールなど世界各地に存在するが、海外では韓国在住の末裔が最も多い。韓国の末裔が96年に改訂した「曲阜孔一族家系図」(韓国の孔子の末裔家系図)には、8万人以上という統計が記載されている。

この「孔子世家譜」は明の時代以降、60年に1度の大改訂と30年に1度の小改訂を行う慣例があったが、戦乱などの影響でこれまで4度の大改定しか行われていない。最後の改訂は中華民国時代で、これまで家系図に収録された末裔は約60万人。98年から第5回となる大改訂が進められており、現在は編纂段階に入ったという。(翻訳・編集/NN)

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