朴大統領「セウォル号惨事、昼食時にテレビで見た」=韓国ネット「食事が喉を通ったの?」「話せば話すほどおかしい点が…」

Record China    2017年1月12日(木) 7時30分

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11日、韓国メディアによると、韓国の朴槿恵大統領の弾劾審判が本格化する中、朴大統領が14年4月16日の旅客船セウォル号惨事当日の行動に関し、「昼食の時間にテレビで事故現場の映像を確認した」と明らかにした。写真はセウォル号惨事の真相究明を求める活動。

2017年1月11日、韓国・マネートゥデイによると、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾審判が本格化する中、朴大統領が14年4月16日の旅客船セウォル号惨事当日の行動に関し、「昼食の時間にテレビで事故現場の映像を確認した」と明らかにした。

朴大統領側の関係者は11日、マネートゥデイの電話取材で、「朴大統領が『セウォル号惨事当日、午前中は書類を確認するのに忙しくてテレビを見ることができなかったが、昼ごろにテレビを通して事故の映像を見た』と側近らに明かした」と述べた。同関係者は「官邸執務室にはテレビがないが、レストランには設置されているので、朴大統領は昼食を取りながらテレビを見たと考えればよい」と説明した。

大統領府の報告記録や関係者の供述によると、朴大統領はセウォル号惨事当日、午後0時10分から約40分かけて昼食を取ったとみられる。朴大統領が国家安保室からセウォル号についての最初の報告を受けたのは午前10時ごろであるため、朴大統領は事故発生の事実を認識してから約2時間後にようやくテレビを通じて映像を確認したことになる。

朴大統領側が同事実を明らかにしたのは初めてのこと。憲法裁判所に提出した「セウォル号当日の7時間」の行動に関する資料に朴大統領の昼食やテレビ視聴に関する内容は記載されていなかった。これについて、朴大統領側の関係者は「大統領の食事の時間やテレビ視聴の問題は争点でなかったため、記載する必要がないと判断した」と説明した。

また、朴大統領側が憲法裁判所の弾劾審判決定を遅らせようとしているのではないかとの指摘については、「意図的に遅らせているのではない」としながらも、「今回のような重大な法理論争は急がずに慎重に進めるべきとの意見もある」と主張した。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「あの映像を見た後も食事が喉を通ったなんて…」

「誤報のため午後3時に事態の深刻さを把握したと言っていたのはうそ?話せば話すほどうそが増える」

「午前中に見ていた書類の内容を公開して。子供たちの命より大切なものがあるの?」

「1秒を争う大事な時にテレビを見ながら食事。あきれて言葉が出ない」

「ここまできたら顔にモザイクをかけるべきでは?」

「素直に謝ればいいのに。弁解すればするほどおかしい点が出てくる」

「船が転覆しただけ。朴大統領が夕方ごろにテレビで見たと言ってもおかしくない」

「大統領のせいで死んだ人は1人もいない。大統領が『救助するな』と指示を出したのか?なぜ大統領のせいにしようとする?」(翻訳・編集/堂本

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