問題だらけの韓国国定教科書、セウォル号沈没事故は何と説明されている?=韓国ネットが批判「あきれた」「事故に見せかけた故意の虐殺だ」

Record China    2016年12月14日(水) 7時50分

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13日、韓国教育部が17年度から導入を予定している高校国定歴史教科書のワークブックの原案で、セウォル号沈没事故を「韓国の高度成長の裏で起こった大規模な不注意事故」と説明していることが分かった。写真はセウォル号事故に関するデモ。

2016年12月13日、韓国・京郷新聞によると、韓国教育部が17年度から導入を予定している高校国定歴史教科書のワークブックの原案で、14年4月に韓国で起こった旅客船セウォル号沈没事故を「韓国の高度成長の裏で起こった大規模な不注意事故」と説明していることが分かった。

韓国・野党「共に民主党」のノ・ウンネ議員は13日に開かれた教育文化体育観光委員会の懸案報告会議で、「高校の韓国史ワークブックでセウォル号事故は迅速性を求める社会の風潮が原因だったと説明されている」と批判した。

京郷新聞が確認したところ、ワークブックの116ページには「大韓民国の高度成長の裏側:繰り返してはならない大規模な不注意事故」との題名でいくつかの惨事が紹介されている。「大韓民国の高度成長の裏には正確性より迅速性を優先する社会の風潮が存在した。この風潮は残念な大事故の原因となった」との文章で始まり、例として1993年のフェリー号沈没事故、1994年の聖水大橋崩壊事故、1995年の三豊百貨店崩壊事故を挙げた後、「2014年にはセウォル号沈没事故が発生し、295人が死亡、9人が行方不明になるなど、残念な惨事が繰り返されている」と説明した。その上で「過去に対する冷徹な反省を通じて、より安全な大韓民国を作る努力をしなければならない」と主張している。

「セウォル号事故は迅速性を求めたために起きたのか」というノ議員の質問に対し、イ・ジュンシク社会副首相兼教育部長官は「私が知らない内容だ。原本を確認していない」と答えたという。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「セウォル号惨事は事故に見せかけた故意の虐殺」

「セウォル号事件を徹底的に捜査し、関係者を厳しく処罰してほしい」

「朴正煕(パク・チョンヒ元大統領、朴大統領の父親)については?『大韓民国の神』と説明されているのでは?」

「セウォル号には何が積まれていたか、なぜ意図的に船体を引き上げないのか、国民はそれが知りたい」

「教育部長官が確認もしなかったの?一体何のために存在している?」

「あきれた。やっぱりセウォル号には核爆弾級の恐ろしい真実が隠されていると確信」

「朴大統領の長年の夢だった国民を洗脳するための国定教科書を全面廃止にしてほしい」(翻訳・編集/堂本

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