中国の高齢化ピークは2055年、65歳以上が4億人に、日本や韓国とは異なる特徴―中国紙

人民網日本語版    2016年12月14日(水) 20時40分

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中国の高齢化は2055年にピークに達すると予想され、高齢者人口は4億人に上る見通し。

このほど発表された「2016年中国高齢者金融発展報告」によると、中国の高齢化は「高齢化スピードが速い」、「農村部の高齢者が多い」、「女性の高齢者が多い」という3つの特徴がある。中国の高齢化は2055年にピークに達すると予想され、高齢者人口は4億人に上る見通し。京華時報が伝えた。

報告によると、65歳以上の高齢者は2030年に総人口の20.2%にあたる2億8000万人となり、2055年にはピークに達し、総人口の27.2%にあたる4億人に達する見通し。2040年までに高齢化のスピードが最速となり、総人口に占める割合は年平均0.5ポイント上昇するとみられる。このほか、女性の高齢者がより増加するのは、女性の平均寿命が男性より高いことが主な原因だ。2040年まで、農村部に住む65歳以上の高齢者が総人口に占める割合は年平均1ポイント上昇し、そのスピードは全国の2倍に相当する見込み。各級の都市別にみると、都市の規模が大きければ大きいほど、高齢化のスピードは緩慢になる傾向となっている。

人口問題の専門家である国務院の馬力参事官によると、日本や韓国などの先進国と比べると、中国の高齢化は変わった特徴を備えている。日本と韓国はいずれも、経済発展が進むなか、自然の成り行きで高齢化社会へと移行している。一方、中国は計画出産政策の主導によって、新生児出生率が低下し、高齢者人口の割合が上昇した。中国の高齢化が他国と最も違うのは、「富むよりも先に老いる」点だ。経済がそれに見合う程度に発展しないうちに、中国は高齢化段階に突入した。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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