「世界遺産で違法操業」で有罪だった中国人ら、フィリピンが一転無罪に=中比関係にプラス―中国メディア

Record China    2016年12月6日(火) 10時20分

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6日、フィリピンが有罪判決を受けていた中国の漁民に無罪を言い渡したことに中国メディアが注目し、「中比関係にプラスになる可能性」と伝えている。資料写真。

2016年12月6日、フィリピンが有罪判決を受けていた中国の漁民に無罪を言い渡したことに中国メディアが注目し、「中比関係にプラスになる可能性」と伝えている。

2013年4月8日夜、世界自然遺産にも指定されているフィリピン南西部トゥバタハ岩礁で、中国漁船が座礁しているところを発見され、乗組員は違法操業の疑いで逮捕された。14年8月5日には、逮捕された中国人漁民12人が有罪とされ、船長は懲役12年、他の乗組員は6年から10年の禁固が言い渡された。

環球時報によると、漁民の弁護士の上訴を受け審議を行っていたフィリピンの裁判所はこのほど、検察側の立証が不十分として12人を無罪とした。これについて弁護側は5日、「これは最終判決のため、これ以上の上訴はない」と無罪が確定したことを明かし、中国人らが1週間以内に家族の元に帰れると語っている。

賠償に関して弁護士は、「フィリピンからの賠償はない。ただ、中国人漁民の釈放は中比関係にプラスとなるだろう」と指摘し、台湾メディアでは「フィリピン政府が中国に好意をアピールしている」と報じている。(翻訳・編集/内山

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