氷河の減少により水不足が深刻化、地球温暖化の影響―中国西北部

Record China    2008年2月10日(日) 12時58分

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2008年2月9日、新華社は地球温暖化の影響により今後中国西北部で深刻な水不足が発生する可能性が高いと報じた。同地域が発展するための最大の障害になるとまで予測されている。写真は干ばつに襲われた甘粛省蘭州市。

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2008年2月9日、新華社は地球温暖化の影響により今後中国西北部で深刻な水不足が発生する可能性が高いと報じた。同地域が発展するための最大の障害になるとまで予測されている。

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専門家の推定によると、地球温暖化の影響により西北部では今後50年間で平均気温が1.9〜2.3度上昇すると見られている。この影響を受け、同地域の主要水源である氷河・積雪が大きく減少すると考えられる。過去40年間ですでに氷河1400平方kmが焼失、積雪線も30〜60m上昇しているが、2050年には氷河の面積はさらに27%減少、面積2平方km以下の氷河は完全に消失すると見られる。そのため2010年から2030年にかけて西北部では年200億立方mの水が不足すると見られている。

西北部での水不足は年々深刻さを増しているが、実は降水量はここ20年間増加傾向にあるのだという。しかし降水分布が極端で有効利用が難しいこと、気温上昇により蒸発量が増えていること、発展に伴い水資源の需要が増えていることにより水不足は深刻化している。(翻訳・編集/KT)

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