第三世代原子力発電所プロジェクト、経過は順調―中国

Record China    2008年2月10日(日) 19時49分

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8日、中国核工業建設集団(中核集団)から得た情報によると、中国の原子力発電事業は、同社が米国から導入した第三世代原子力発電技術・AP1000を利用した初の発電機ユニットを三門原子力発電所に設置するなど、順調に進んでいるという。写真は原発工業展。

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2008年2月8日、中国核工業建設集団(中核集団)から得た情報によると、中国の原子力発電事業は、同社が米国から導入した第三世代原子力発電技術・AP1000を利用した初の発電機ユニットを三門原子力発電所に設置するなど、順調に進んでいるという。「新華網」が伝えた。

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中核集団の関係者によると、三門原子力発電所以外にも、泰山原子力発電所の第二期拡張プロジェクト、福建福清原子力発電プロジェクト、方家山原子力発電プロジェクトなどいずれも経過は順調。

また、中核集団では、07年末までにすでに11台の原子力発電機ユニットを稼動させており、総発電容量は900万キロワット達しているという。特に泰山原子力発電所では、第三期プロジェクトで自主技術の改造を利用して2台の発電機ユニットの出力累計を16兆ワットにまで高めることに成功しており、毎年1億2000万キロワット時の発電量を増加させることができるとしている。

なお、国家の原子力発電計画では、2020年までに原子力発電所の装着済み発電機ユニットの総発電容量4000万キロワットを必達目標としているという。この中で中核集団は、中国の原子力発電の主力企業として引き続き利益を上げ、高度成長を実現しており、07年の利益総額は20億元(約300億円)以上に達している。(翻訳・編集/HA)

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