超ポジティブな石原さとみに癒し系の新垣結衣、日本の秋ドラマは見所満載―中国紙

人民網日本語版    2016年11月13日(日) 21時40分

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今年の日本の秋ドラマのうち、石原さとみが主演の「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」が中国のネット上でも話題をさらっており、そのセリフや衣装のコーディネートなどが大人気となっている。また、新垣結衣が主演の「逃げるが恥だが役に立つ」の評判も上々だ。

今年の日本の秋ドラマのうち、石原さとみが主演の「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」が中国のネット上でも話題をさらっており、そのセリフや衣装のコーディネートなどが大人気となっている。また、新垣結衣が主演の「逃げるが恥だが役に立つ」の評判も上々。日本における視聴率は「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」をやや上回っている。同2作はいずれも近年人気のコメディー路線で、人気女優が出演しているという共通点があるが、あなたの好みはどっちだろう?羊城晩報が伝えた。

■超ポジティブな河野悦子

「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」のヒロイン・河野悦子は、マグロのように疲れ知らずで、彼女の辞書に「あきらめる」という言葉はない。ファッション雑誌の編集者になることを夢見て大手出版社に就職するものの、6年たってもその夢は叶えられず、7年目も地味な校閲部に配属される。それでも毎日オシャレな姿で出勤し、元気はつらつと仕事をする。

河野はそそっかしく、人の意見に耳を傾けずに失敗もする。しかし、持ち前の努力と同僚の助けにより、失敗を補い、成長していく。彼女が犯す間違いは現実の世界ならクビになってしまうようなものばかりだが、このドラマの最もおもしろいところは、河野が超ポジティブで、どんな壁にぶち当たっても一瞬で元気を取り戻してしまうところだ。現実の世界には河野のような女性はいないことは分かっていても、このドラマを見て、「自分もくじけることなくがんばらなくては」とパワーを注入してもらっている人も多い。

■「成功」の定義を180度変える森山みくり

「逃げるは恥だが役に立つ」もコメディー路線であるものの、その設定は比較的現実的で、就職難に苦しんでいる若者の心の叫びを伝えてくれているようだ。新垣結衣が演じるヒロイン・森山みくりは大学で心理学を学び、大学院で臨床心理士の資格を取得したものの、卒業後は仕事がなかなか見つからず、派遣社員になるが、派遣切りに遭ってしまう。そして、父に紹介され、結局家事代行サービスを請け負うことになる。

森山はポジティブに毎日を過ごすものの、「社会的な成功」を収めることはできない。現実の社会でも、順調なキャンパスライフを送っていた優等生が卒業後に、社会で大きな壁にぶち当たるというのは多々あることだ。他人は「がんばれ」というだけで、本当の意味で気遣ってくれる人がいない時にこのドラマを見ると、本当に癒される。「逃げるは恥だが役に立つ」というのは本当なのだ。同ドラマでは、星野源演じる津崎平匡の「後ろ向きな選択だっていいじゃないか。 恥ずかしい逃げ方だったとしても、生き抜くことの方が大切」という名セリフがある。実際にはこのドラマは典型的な「癒し系」路線なのだ。現実の社会において、脇に追いやられてしまったとしても、視点を変えれば、自由に楽しく生きることができるものだ。

【妖精VS女神】

■ちょっと天然な妖精・石原さとみ

近年、大ブレイクしている石原さとみは、デビュー当時は小麦色の肌をした素朴な少女だったものの、少しずつ大人の女性へと成長し、今では笑顔で人を魅了する「妖精」となっている。そして、「リッチマン、プアウーマン」(2012年)に始まり、「失恋ショコラティエ」(14年)、「5→9〜私に恋したお坊さん〜」(15年)、そして、「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」と、出演作品が次々に大ヒットし、日本で今最も旬な女優の座を確固たるものにしている。

また、石原さとみがドラマで見せる服のコーディネートも女性の憧れとなっており、ファッションリーダーにもなっている。「5→9〜私に恋したお坊さん〜」で石原さとみが毎回着こなしていたワイドパンツは大人気商品となった。また、「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」でも、オシャレな着こなしのファションセンスが見所になっており、毎話10セット近くの組み合わせを披露するため、「女性のファッションガイド」とも呼ばれている。

■朝ドラヒロイン・新垣結衣

新垣結衣も日本ドラマファンに人気の「女神」。17歳の時に「ドラゴン桜」(05年)に出演してブレイクし、19歳の時に映画「恋空」(07年)に出演してからは、「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」(06年)、「パパとムスメの7日間」(07年)、「コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命−」(08年)などに出演し、ヒット作を次々に生み出してきた。ブレイクしてからここ10年以上、その人気は全く衰えず、今年もまだ28歳という若さだ。

石原さとみが天然キャラの「妖精」であるのに対して、新垣結衣は典型的な清粋派女優。透きとおった水のようなイメージだ。その代表作である「リーガル・ハイ」(12年)では、やさしくて情熱があるものの、世間知らずな一面を持つ黛真知子を演じ、俳優の堺雅人演じる毒舌弁護士に、純粋な正義感を持っていることを揶揄して「朝ドラヒロイン」と呼ばれていた。

新垣結衣が長年「女神」の座に座り続けてきたのは、この全く変わらない純粋な気質の持ち主だからだ。「逃げるが恥だが役に立つ」で、彼女はオシャレなショートヘアを披露し、美しさにますます磨きがかかっている。エンディングでは、新垣結衣は星野源と共にかわいらしい恋ダンスを披露しており、ファンは毎回このエンディングも欠かさず楽しんでいる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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