ギネス認定の世界最高齢パンダ、遺体の一部を研究材料に―中国メディア

人民網日本語版    2016年11月4日(金) 21時50分

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香港海洋公園は2日、ジャイアントパンダ「佳佳(ジィアジィア)」の遺体の一部を研究、獣医学研究・保護の目的で保存することを明らかにした。資料写真。

香港海洋公園は2日、ジャイアントパンダ「佳佳(ジィアジィア)」の遺体の一部を研究、獣医学研究・保護の目的で保存することを明らかにした。保存される部分以外は火葬される。遺骨は、「佳佳」がかつて飼育されていた「香港競馬会四川奇珍館」近くの土に埋葬され、「佳佳」が香港地区の住民とともに過ごした17年間を記念するために、埋葬地には植樹が行われる予定。新華社が伝えた。

ジャイアントパンダ「佳佳」は今年10月16日に38歳でこの世を去った。「佳佳」は、飼育されているパンダのうち、世界最高齢であるとギネス世界記録に認定されていた。

「佳佳」の死後、香港特区政府、海洋公園、臥竜中国パンダ保護研究センターは、「佳佳」の生体サンプルを組織病理学の研究に、頭蓋骨と歯を獣医学教育・研究に、毛皮は新生児パンダ飼育の際に、それぞれ役立てることで意見が一致した。

臥竜中国パンダ保護研究センターの主任獣医を務める王承東氏は、次の通り説明した。

「佳佳」の毛皮は、赤ちゃんパンダが生まれて間もない頃の飼育に用いられる。というのも、パンダは生後2カ月になるまで、目も見えず、這うこともできないからだ。大人パンダの毛皮を保育器の中に入れておくと、赤ちゃんパンダの保温に役立つだけではなく、赤ちゃんパンダが大人パンダの毛皮に慣れるという利点がある。(提供/人民網日本語版・編集KM)

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