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6日、旧暦の大晦日を迎えるこの日、専門家がちょっと面白い「トリビア」を披露。今年の年越しは「丙子日、子の刻に子年を迎える」、つまり「ネズミの日、ネズミの時刻にネズミ年を迎える」ということらしい。資料写真。
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2008年2月6日、旧暦の大晦日を迎える今日、専門家がちょっと面白い「トリビア」を披露した。今年の年越しは「丙子日、子の刻に子年を迎える」、つまり「ネズミの日、ネズミの時刻にネズミ年を迎える」ということになるらしい。明日使えるムダ知識にどうぞ。「羊城晩報」が伝えた。
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昔の中国や日本では日にちや年を呼ぶのに、「十干」と「十二支」を組み合わせた「六十干支」を使っていた。「十干」とは「甲、乙、丙、丁…」で、「十二支」は「子、丑、虎、卯…」でそれぞれ始まる。この組合せが60回でひと回りすることから60歳を「還暦」というのは、日本でもお馴染みだろう。
時刻は1日を12等分し、「十二支」を順に振って呼んでいた。23時から翌1時までが始まりで、この時間帯は「子の刻(ねのこく)」となる。「子」はもちろん「ネズミ」のこと。
こうして計算していくと今年の大晦日は「六十干支」でいうと「丙子(ひのえね)日(=ネズミの日)」、年越しを迎える午前12時は「子の刻(=ネズミの時)」となり、さらに「子年(=ネズミ年)」を迎えるという、かなり珍しい「ネズミが三拍子揃った」年越しとなる。
また、十二支の最初が「子(ねずみ)」なのは、ねずみだけが「陰と陽」合わせ持った動物だからとのこと。「子の刻」は、「前の晩(=陰)」と「翌日の朝(=陽)」をまたぐが、これがちょうど前足が4本指(偶数=「陰」)で後ろ足が5本指(奇数=「陽」)のねずみと同じという訳だ。
ちなみに子供向けの絵本では、「神様への新年の挨拶に、最初に到着したのがねずみ。自力で歩くと時間がかかるのでこっそり牛の背中に乗り、もうすぐ到着という時に牛の前に飛び降りた」のが、「十二支」最初の動物になれた理由とされている。(翻訳・編集/NN)
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