熊本大生ら10人に優秀賞、日中若者交流の「使者」として訪中へ=組織賞に聖心女子大、立命館宇治高など―Panda杯全日本青年作文コンクール

八牧浩行    2016年10月30日(日) 8時50分

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「Panda杯全日本青年作文コンクール2016」の表彰式が、東京港区の駐日中国大使館で開催され、熊本大学文学部2年の後藤翔さん(作品「ティーシャツと短パンの勇者」)ら10人が「優秀賞」に選ばれた。写真は表彰式風景。

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2016年10月28日、「Panda杯全日本青年作文コンクール2016」(社団法人・日本科学協会、人民中国雑誌社など主催)の表彰式が、東京港区の駐日中国大使館で開催された。 「@Japanわたしと中国」をテーマに日本の35歳までの大学生、高校生、会社員らを対象に作文を募集。362人が応募し、熊本大学文学部2年の後藤翔さん(作品「ティーシャツと短パンの勇者」)ら10人が「優秀賞」に選ばれた。 また学校・団体を対象とした「組織賞」に聖心女子大、熊本大、立命館宇治高校が輝いた。

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受賞者は29日から11月4日まで約1週間にわたり中国を訪問。中国の大学生との討論会などに参加する。表彰式では程永華駐日大使が「いずれの作品も感動的。新たな角度から中国を感じるもので、日中の若者の意思疎通や友好にもつながる」とあいさつ、青少年の日中交流拡大に期待した。

日本科学協会の大島美恵子会長は「既成概念にとらわれない姿勢の作品が多く、素晴らしい内容だった」と指摘した上で、「若い人たちが中国を深く理解し、中国の若者と心を通わせてもらいたい。深いつながりが未来につながる」と呼びかけた。

受賞者の後藤翔さんは「中国では抱いているイメージと実際の姿を見比べて新しい発見をしたい」と語った。

中国人の訪日は年々増加し、15年には約500万人に達し、今年は700万人に迫る勢い。一方、日本人の15年の訪中は半分の約250万人にとどまった。日中友好団体関係者は、「国民同士の相互理解のためにも、日本人はもっと中国を訪問していただきたい」と要望している。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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