自殺率、世界平均上回る!若い農村女性の死因、3分の1占める―中国

Record China    2008年2月4日(月) 4時18分

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2月3日、中国の自殺率は世界平均を大きく上回り、特に農村部での発生率は都市部の3倍であることが明らかに。その9割が農民で、衝動的に死を選ぶケースが多い。写真は江蘇省の農家。

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2008年2月3日、中国衛生部発行の「健康報」は、北京市の清華大学でこのほど開催された「自殺問題に関するメディア報道フォーラム」について紹介。

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参加者の1人、北京心理危機研究および関与センターの費立鵬(フェイ・リーポン)執行主任は、中国の自殺率がこの20年間「10万人に23人」の割合で、大きな増減を見せていないと発表。しかし、世界平均の「10万人に10人」と比較すると、明らかに高い発生率である。農村部での自殺率は都市部の3倍、農村部での高齢者の自殺率は都市部の5倍で、全自殺者のうち9割が農民であるという。

専門家の調査では、中国の自殺者は男性よりも女性のほうが3倍も多い。そのほとんどが農村部に住む女性。15歳から25歳までの若い農村女性の死亡原因の3分の1が自殺で、その半数以上が服毒自殺である。

また、全国の自殺者の3分の1に精神疾患はまったく見られず、自殺未遂者に至っては60%が健常者であり、衝動的に自殺に走るケースが多いとしている。このため、自殺を未然に防ぐ効果のある「悩み電話相談」などの専門機関の設立が早急に求められている。(翻訳・編集/本郷)

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