2016年10月20日、韓国・聯合ニュースなどによると、マンションの11階から転落した5歳の男児が擦り傷を負うのみで助かるという「奇跡」が韓国で起こった。

19日午後9時25分ごろ、韓国南部、晋州市内にあるマンション11階のベランダで遊んでいたイ君（5）が誤ってベランダの外に転落した。イ君は1階の花壇に落ち、擦り傷を負ったものの命に別状はないという。病院で行った精密検査でも、イ君の傷は頭と尻部分の各3〜4センチの傷のみで骨折などのけがはないと判明、入院の必要もなかった。

花壇に倒れていたイ君を見つけたのは、マンションの見回りをしていた警備員だった。警備員からの通報で駆け付けた救助隊員によると、イ君は当時、高層階から落ちたにもかかわらず質問に答えるなど意識があったという。

消防関係者は、イ君が落下した際に花壇に植えられた木の枝に服などが引っ掛かり、結果的に落下時の衝撃を和らげイ君の命を救ったとみている。

報道を受け、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「本当に良かった。親がもっと注意しないと」

「マンションに花壇があるのは見た目にもいいし、こうして人の命を救ってくれることもあるんだね。木よ、ありがとう」

「運に恵まれた子だ」

「スーパーマンごっこでもしてたのかな？」

「マンションの花壇に大きな木をたくさん植えよう」

「神様、ありがとう」

「これこそ本当の奇跡」

「すべてのマンション1階に、落下対策の安全ネットの設置を義務化すべき」

「女性家族部が親を虐待容疑で調べるだろうな」

「実際に落ちるのを見たわけでもないのに心臓がドキドキする」

「運良く大けがはしなかったけど、精神的なショックは大きいだろう。心の治療が必要だと思う」（翻訳・編集/吉金）