韓国で田舎の教師志望者が激減、離島の教師レイプ事件の影響か=韓国ネット「島勤務の女性教師にピストル支給を」「命を懸けてまで行く必要ある?」

Record China    2016年10月18日(火) 23時10分

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18日、韓国メディアによると、韓国の都市・首都圏地域と地方の農・漁村地域の格差拡大現象が、小学教師の採用試験の場でも表面化している。写真は韓国・全羅南道。

2016年10月18日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国の都市・首都圏地域と地方の農・漁村地域の格差拡大現象が、小学教師の採用試験の場でも表面化している。勤務環境の良い大都市では応募者が大挙押し寄せる反面、山間部や島しょ部での学校勤務もあり得る農・漁村地域での応募が激減しているのだ。

18日、全国の市・道教育庁が来年度の小学校などの教員採用試験の願書受け付けを締め切った結果、行政首都として都市機能が拡大中の中部の都市・世宗市は、「小学教師一般」の定員268人に対し624人が応募、競争率は全国トップの2.33倍となった。また、首都ソウルに隣接する京畿道も定員1676人に対し2620人が応募している。

一方、韓国中部、忠清北道では定員330人に対し応募が203人、競争率0.62倍の応募にとどまった。隣接する忠清南道も状況は同じで、定員562人に対し応募は319人、競争率はわずか0.57倍だ。両道ともここ3年、競争率の下落が続いている。南西部の全羅南道も定員割れ、東北部の江原道でも競争率0.58倍に達していない。

聯合ニュースは、近年続いていた田舎での応募者減少に、今年は5月に離島で起きたレイプ事件が拍車をかけたと指摘している。全羅南道の黒山島では、小学校に赴任したばかりの女性教師(20)が児童の父親ら3人に次々と暴行される事件があった。山間部や離島などに赴任した教師は学校敷地内の官舎などで一人暮らしをするのが一般的で、事件以来、若い女性教師をこうした土地に赴任させない方針を決めた自治体もある。

都市と田舎の格差を埋める効果的な手立てがない中、韓国のネットユーザーからは、教師志望者に理解を示すコメントが数多く寄せられている。

「頭のねじが飛んでない以上、自分でも田舎には絶対行きたくない」

「数人の男が島をすべて駄目にした。もう子どもを教える先生すらいないなんて」

「命を懸けてまで行く必要ある?」

「地域の問題ではなくて人の問題だけどね」

「危険な所になんて誰も行かない。自業自得だ」

「田舎に先生を送る必要などない」

「田舎や島勤務の女性教師にはピストルと実弾を支給しよう」

「来るなという意味で襲ったんじゃないか?」

「島の住民は目を覚ませ」(翻訳・編集/吉金

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