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31日、中国東北部にある遼寧省で従業員10人以下の小規模食品工場約1万2000か所のうち、許可証が完全に揃っていたのは3997か所に過ぎないことが明らかになった。約3分の2は許可証不備のまま営業していたことになる。資料写真。
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2008年1月31日、中国東北部にある遼寧省で従業員10人以下の小規模食品工場約1万2000か所のうち、許可証が完全に揃っていたのは3997か所に過ぎないことが明らかになった。約3分の2は許可証不備のまま営業していたことになる。「中国新聞ネット」が伝えた。
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遼寧省政府新聞弁公室が開いた記者会見で省品質管理局の陳弘士(チェン・ホンシー)副局長は、先ごろ行った食品安全調査の結果を発表した。それによると省内の小規模食品工場1万2108か所のうち3分の2に当たる8111か所で許可証の不備が発覚したため、関連部門と地方政府に報告した。
また、許可証が完全に揃っていた3997か所に対しても、「食品品質安全承諾書」へのサインをさせて「食の安全」を強化したという。
国家品質監督検験検疫総局(質検総局)は昨年、中国食品の安全問題のほとんどはこういった小規模食品工場が原因だと発表した。中国国内の食品加工工場約45万か所のうち、従業員10人以下の工場は約35万か所で8割近くを占めるという。(翻訳・編集/NN)
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