村上春樹氏のノーベル文学賞実現は?中国の評論家が受賞者を予想―中国メディア

Record China    2016年10月13日(木) 18時20分

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13日、中国新聞網は今年のノーベル文学賞受賞者について、「村上春樹氏は英国のブックメーカーで上位に食い込んでいる」としながらも、中国の評論家が受賞は厳しいとの見方を示したと伝えた。写真は村上氏の作品の中国語版。

2016年10月13日、中国新聞網はこの日夜に発表される今年のノーベル文学賞受賞者について、「村上春樹氏は英国のブックメーカーで上位に食い込んでいる」としながらも、中国の評論家が受賞は厳しいとの見方を示したと伝えた。

記事によると、ブックメーカー大手のラドブルックスのサイトで村上氏は今年も高い人気となっている。毎年のように名前の挙がる村上氏が受賞する可能性は高いと見る人は少なくないが、「村上作品の特徴は流行性、大衆性」と指摘する評論家の白●(バイ・イエ。●=火偏に華)氏は「ノーベル文学賞は作品の文学的価値を重視する。村上氏の作品は現実社会への関心度がそれほど高いわけではなく、純文学の中で特別認められている存在ということもない」とコメント、受賞は厳しいのではないかとの見方を示す。

また、中国語版の翻訳者の1人である林少華(リン・シャオホア)氏も同じような理由から「望みは少ない」。村上氏以外ではケニアのグギ・ワ・ジオンゴ氏、米国のフィリップ・ロス氏らが有力視されており、前述の白氏は「米国の作家はほぼ20年受賞していない。アフリカの作家はさらに長い時間が空いている。このため、この2人が受賞する可能性が高いのでは」と話している。(翻訳・編集/野谷

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