2016年10月12日、韓国・サムスンの「Galaxy Note7」の発火や爆発が相次いで報告される中、中国でこのほど、米アップル社の最新スマホ「iPhone7」の爆発が初報告され、話題となっている。

中国メディアによると、河南省鄭州市に住む男性が所有していたiPhone7が今月2日、突然爆発した。動画で当時の状況を語る男性は、「動画を撮影していた際に爆発した。火花が上がることもなく突然の爆発だった。爆発により手はしびれ、顔もガラスで負傷した。何軒もの店で本体を見てもらったが、正規品であることに間違いはない。私はiPhone4Sからずっとアップルのスマホを使っているが、今回のトラブルに関しては7日経っても（9日時点）解決していない。アフターサービスはひどすぎる」と憤りをあらわにした。

さらに、動画では男性がアップルの中国法人に解決を求める電話をかける場面もあり、男性の要求に対し中国法人は、「この問題を処理する権限を持っていない。本社に報告し対応を待つしかない」と回答している。

現状では、今回の爆発で製品の品質に問題があるかどうかは特定できず、アップルの対応も明らかになっていない。iPhone7の爆発報告に関して中国ネットでは、「どのメーカーも発火の可能性はあると思う」とアップルを擁護する声があった一方、「国産メーカーのスマホを使おう」と呼び掛ける声が多く聞かれた。（翻訳・編集/内山）